M's Companyの新年度は、新しい環境に落ち着いた5月。もっと細かく申しますと、2010年12月学園解散、2011年1月からレッスンがない先生との関係は生きている価値のない言葉の責めと逃げ場のない行き詰まりが今まで以上にぶつけられ、とうとう3月爆発してしまい、固定電話の線を切り追いかけられる恐怖と罪悪感でガクガク震えていました。そこに東日本大震災……。津波の地獄図のような情景に生かされた者として何をするべきか、その前に私はどこで生きていくのかと考え、この道しか出来ないのだと独立への準備を始めました。まだまだ物資が滞り振興にも手がつけれていない4/29に支援者との会合を開き、2011/ 5/ 1 M's Company設立となりました。
その設立5月を新年度開始としています。またM's Companyは震災と共に歩んでいます。の言葉はこんな理由もございました。
年間がんばりましたは、1年を通して何かに一生懸命取り組んだ事を評価し選出しております。結果上手になったかもしれませんが、一番上手だからとか誰かと比べて優れてきたとかではございません。お友だちと喧嘩しなくなった、レッスン時ストライキがなくなったとか……。いけないことや目標にすべき事をどれだけ取り組んだかが基準となっております。その受賞理由により年間がんばりました大賞「奨励賞」「感謝状」「敢闘賞」などの名称がかわって参ります。
毎年、悩みに悩み選出発表しておりますが、今年は特に生徒も極端におらず、また皆がみなコロナ禍での頑張りが著しく、あきらめない心が出来上がったメンバーであり全員が受賞するべき状況でした。けれどもそれでは受賞の喜びも選ばれた満足もなくなるため、違う事由がないかと、スライドをながめ考えました。
年間がんばりました大賞「感謝状」
受賞理由は賞状記載通り。賞状には各人お名前も入れています。保護者ではあるものの、お名前といい殿と記する通りレッスン生徒としての受賞です。3名とも保護者として強制的に発表会お舞台への出演を機に、煌めきのお舞台とバレエでの身体作りに目覚めレッスン開始。レッスンを通して私のどうしようもないこだわりや作品の捉え方を理解下さっているからか、保護者の立場であっても協力度合いが違っています。心で踊るM'sではいなくては困る存在となっているのだと、あらためて感じ授賞となりました。
その他の受賞発表
年間がんばりましたには大賞の他、出席ナンバーワンとナイスノートがございます。出席ナンバーワンは出席表があるM'sでは一目瞭然、レッスン・イベント等の出席が一番多かった生徒対象。また各自に出席ご褒美シールを貼ったり、スケジュール・会報誌・進行状況がわかるものなどを管理させるノートを配布しており、それを綺麗におしゃれに使用している(管理)かを評価するのがナイスノートです。
年間がんばりましたの常連受賞者。大賞は2度受賞。出席ナンバーワンやナイスノートも受賞しています。学校直帰でなければ、必ずお洋服を着替えレッスンする心構えが目に留まる生徒です。
ただ今回は実際の検温表での出席数からいうと、別の生徒なのですが、参加しててもシールを貼らないご褒美シールももらっていかずで、進行状況が明らかに少なく、受賞対象からはずされての繰り上げナンバーワンとなりました。
もらえなかった生徒も繰り上げとなった受賞者も腑に落ちない結果となったかもしれません。しかし何年間もシールでの出席確認していることをわかっているはずであり、それを怠っていては資格がないと考えます。ルールを守っていないことの反省が先であると思っております。受賞者は大威張りで受賞を喜んでください。
上記に関連して、コロナ禍でのレッスン休講も多く、外部でのレッスンやバリエーションレッスンも加わり、ギリギリまで練習後、余裕もなく帰宅させている事もあり、今回ナイスノートの該当者はおりません。綺麗にかつ何倍にも膨れ上がるほどのスケジュール管理をしていた生徒は数名おりました。チェックをすると今月の目標や自分へのコメントを書き入れもある素晴らしい生徒も……残念ながら最後まで持続ができず、最近はノート提出もしなくなっており、該当者なし発表にもみんなが納得した様子でした。
この日、午前クラスレッスン修了後、スクール生徒と大人クラスをお昼から集め、発表・授賞式を予定しておりましたが、市内小中学校運動会が多く、急遽夕方クラスレッスン者だけでの開催となりました。
実は今回、延期発表会の残務がいつもと違うスケジュールで進み、この年間がんばりました発表が1ヶ月ほど遅れてしまっておりました。昨年はクラスターだらけで休講も続き6月になっており、その時は4-5名しか参加がないという、2年続きの閑散とした授賞式に、みんなに囲まれてのお祝いムードがなく心温まる大好きな光景も見られずで残念と感じております。
通常レッスンの波に乗ってゆきたいと思うものの、感染状況や学校行事にうまくいかないだろうと、まだまだ閑散としたレッスンが続きそうです。